イジワルではありません。

お仕事から14時に帰ってきたさぁちゃんは、
遅いお昼ごはんを食べながら、
侍ジャパンの応援をしていました。

ボクはのんびりしたかったのに、
ルシフェル君が通りすがら、
ハイテンションでいえーいって言ってきました。

うるさい！





るってぃんはガラが悪いんだけど、
よく言えばパリピなんだよと、
さぁちゃんがなんだかわからない解説をしてくれました。

その後で、ガス点検のヒトが来たら、
ルシフェル君は全力で隠れました。
接待したボクは「おとなしくて良い子だねー」って、
点検のヒトに褒められました。

ボクってやっぱりすごいんだ！って思いながら、
ぱそこんに向かっているさぁちゃんの監督をしていたら、
ずっと隠れていたはずのルシフェル君が、
「やーっほーー」って飛びかかって来ました。


だから、うるさいんですってば！！





17時過ぎまで原稿を書いていたさぁちゃんは、
やっとできたーってバンザイして、
ピアノの練習をした後に、
ボクらのごはんを用意しようとしたところ、
ぴんぽーんって鳴りまして、こけしちゃんが届きました。





ボクは箱がとっても気に入って、
早速使いこなしましたら、
あらー、みーたんの王座が増えたねーって、
さぁちゃんが笑いました。





ごはんを食べてから、
一息つきに新しい箱に入りましたら、
ルシフェル君が走ってきました。


「なにこれ！
オレも入りたい！
なーなー、オレも入れてくれよー」





そしたらボクが怒るより先に、
さぁちゃんがルシフェル君をあっちに連れて行ってくれました。

戻ってきたさぁちゃんがボクを見て、
みーたん、はみ出しているけど大丈夫？って笑いましたが、
なーんにも問題はありませんとボクはお返事しました。





「さぁちゃんはキングばっかりひいきするんだ。
オレにイジワルするから、
チケットを買っていた配信ライブを見逃すっていう、
天罰が下ったんだ！」





こういうのはイジワルじゃないんですよ、
ボクとルシフェル君のためなんですよって、
説明したのですが、
不満げなルシフェル君は、
この後もボクの居場所をことごとく奪いました。

それにも飽きたルシフェル君は、
ピアノの上に移動して、
ボクはなんだかんだでずっとさぁちゃんのそばにいます。


そんなボクのまいにち。
ちびっこのお世話は大変です。


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