ひとこと。

18時半を過ぎてから、
やっぱりいくら日中が暑くても、
日が暮れると肌寒いから上着が必要だわって言いながら、
さぁちゃんが帰ってきました。

9月も終わるというのに、
今日も29度くらいになった仙台です。

でも、カラッとしていて、
夏と秋との違いをボクはひしひし肌感覚でわかりましたけどね。
ほら、ボクらネコさんってば、
気温や湿度に敏感じゃない？





作りたかったものがあって食材を買っておいたそうですが、
今夜はその気持じゃないって言うさぁちゃんは、
のんびりキッチンで常備菜の仕込みをしていました。

その間、ボクは時々、
ねー、さぁちゃーんって呼んで、
その度にさぁちゃんは、
なーにー？って、
ボクをのぞきにきました。

ここにいます。





ちょっとひんやりするところがよいの？って、
さぁちゃんが話しかけてくれて、それから、
なでなでしたり、ちゅぅしてくれたりしました。

またキッチンに戻ったさぁちゃんにボクは、
ねー、さぁちゃーんって声をかけたところ、
今度はどうしたのと見に来てくれたさぁちゃんが、
あら、ちょっぴり移動したのねと、
笑いながら言いました。

本当に君は、
ひとことに説得力があるというか、
想いがこもっていてすごいね、
私にもそんな力があればよいのにと、
ボクの目の前にしゃがんで、
ボクをなでなでなでなでして、
おでこにちゅぅしたさぁちゃんが、
ため息交じりに言いました。





そこからまたちょっとしてボクが、
ねー、さぁちゃーんって呼びましたら、
今度はなんですかって、
さぁちゃんがボクをのぞきに来て、
ミシェルさん、
姿勢を変えるごとに呼ばなくてもよいんですよと、
笑いました。

え？
そうなんですか？
ボクのこと、さぁちゃんはいつだって知りたいのかと思ってた。





でもその君のね、
ねーって、私を呼ぶひとことが、
この瞬間の私を生かすんだと、
立ち尽くしながらさぁちゃんは、
転がるボクに向かって言いました。

それはボクにもわかるのです。
さぁちゃんがいつも、
ねー、みーたんって呼んでくれるたびに、
大好きとか、かわいいとか、
おはようとか、おやすみとか、
いってきますとか、ただいまとか、
ありがとうとか、
とにかくひとこと、
まいにち当たりまえだけれど大切なひとことを言ってくれるたびに、
うまく言えないのですが、
とっても心地よいのです。


そんなボクのまいにち。
にゃーんってひとことボクが言えば、
さぁちゃんがうふふって笑う。


今日もボクと一緒に、
ふしぎなヒトの観察をしたら、ぽちっと押してみてください。
↓

にほんブログ村


さぁちゃんごはんseason2もよろしくどうぞ。