ボクとさぁちゃんは家族。

お仕事から帰ってきたさぁちゃんは、
昨日使った折りたたみ傘を忘れていたと言って、
慌てて玄関に広げていました。

ボクは玄関に傘がありますと、
必ず一回はチェックに行きます。
ちなみにこの前、
さぁちゃんの不注意のせいで、
折りたたみ傘が少し曲がっております。

ボクに気がついたさぁちゃんが、
傘好きねーってのぞきに来たので、
これもパトロールのいっかんですよと言いましたら、
そうかそうか、
今日もお仕事ご苦労さまって、
さぁちゃんが笑っていました。





昨日、楽天の敗戦の悔しさから、
やけ酒していたさぁちゃんは案の定、
寝坊をしたために、
お仕事に遅れて行きました。

今日はとても忙しく、
神経を使うお仕事も入っていたというのに、
社会人失格ー。





みーたんの視線が痛い！
って、笑っていたさぁちゃんですが、
それでも私なりに全力で働いたからねと言っていました。

それからボクの目尻のかさぶたを見て、
またひどくなっているじゃないのと、
心配してくれました。





それからしばらく、
お料理しながら考え事をしていたさぁちゃんは、
価値観とか常識なんてものは、
本当に幻だねって言いました。

ほへ？
どういうこと？って質問したのですが、
まぁ、いろいろあるのよとしか、
教えていただけませんでした。





余談ですが、
昨日は球場に大分県杵築市というところの、
市長やらなにやらがいらしていたそうです。
平石監督のふるさとということで、
スタッフのヒトとお話したところ、
監督のご家族もいらしていて、
そのお姿をお見かけしたそうです。





家族について考えさせられるって、
さぁちゃんが言いました。

ボク、さぁちゃんの家族ですよねと、
そんな当たり前のことが、ふっと過ぎった時、
私にはみーたんという家族が居てよかったって、
ぎゅーってされました。

さぁちゃんがボクを見つけて、
一緒に暮らそうって言ってくれたことで、
ボクにはボクだけの名前と家と家族ができたように、
さぁちゃんにとってはボクが、
唯一の家族なんですって。


そんなボクのまいにち。
一緒にいて安心できる存在が、
この世界にたったひとりでもいてよかった。


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