ボクの部屋。

あっちーよーって、
溶けそうに帰ってきたさぁちゃんは、
やっぱりまいほーむは快適ねって言いました。

去年の夏からは、
ボクの年齢と、毎年高くなる気温とを考えて、
さぁちゃんがお留守の時には、
エアコンの自動運転が数時間かかっていて、
サーキュレーターがずっと回っています。
ボクはあまりエアコンが好きではないので、
ちょうどよい感じ。

みーたん見てーって呼ばれたので、
はいはーいって駆けつけましたら、
『息子の部屋』のDVDがありました。

さぁちゃんの大好きな作品ですね。





今になってどうしたんですかーって聞きましたら、
今度の文章を書くお仕事で題材にしようと思うのって、
さぁちゃんが言いました。





今度は物語に見るさぁちゃんのお仕事について話題になるそうで、
このテーマを書かなきゃ何を書く！！
って感じで、立候補ってやつをしたみたい。

この暑さのなか、
さぁちゃんってばお元気ねぇ。





いや、ホルモンバランスの関係で、
すこぶる調子が悪くて今日はすでに4回痛み止め飲んだから、
みーたんのほうが元気そうだよと、
さぁちゃんが苦笑いしました。

というわけで、
洗濯物干し監督に来てくれませんかねと、
さぁちゃんにお願いされましたが、
あっちーのでお断りしました。





戻ってきたさぁちゃんが、
あら、方向が変わってさらに、
暑い夏を全身で表現できているミシェルくんドラマチック！
って、謎に笑っていました。

どろりんを表現する、
前衛的なボク。





ずっと触れてきた音楽や美術や映画や小説が、
私を複雑に作ってきて、
人間理解にとてつもなく役立ってきた自覚はあるけれど、
最近になってそれが、
文章を書くことや対談ってやつに繋がって、
個人的にとても嬉しい仕事になっているのが奇跡のようねと、
さぁちゃんが唸っていました。


そんなボクのまいにち。
どろりんをしてみましたが、
本当のところボクのお部屋は快適よ。


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