にっこりしていてください。

19時半に帰宅したさぁちゃんが、
慌てて野球中継をつけたところ、
もう5回で3-1って、また見どころ終わった感！！
って騒いでから、
ふと冷静さを取り戻しまして、
みーたん見てーって言いますから、
はいはーいって駆けつけましたら、
CDがありました。

くるりの岸田繁さんが、
交響曲を作ったそうで。





くるりに出会ったのは、
大学1年の夏、今は無きHMV一番町店で、
「すごいぞ、くるり」というポップと共に、
ファーストアルバム『さよならストレンジャー』の視聴があって、
何気なく聴いた『東京』に震えたのだよと、
さぁちゃんが教えてくれました。

ふーん。





去年、久しぶりに行ったワンマンライブでは、
岸田のギターも、まーちゃんのベースも、
すんごい巧くなっていたことにびっくりしたし、
近年の曲も好きなんだけれど、
なんだこのクラシックの王道はー！！
って、早速アルバムを聴いたさぁちゃんがびっくりしていました。

へー。





いやー、実にみーたんは興味がなさそうだねって、
そして、あいふぉんに乗らないでねって、
さぁちゃんが笑いました。

ボクは、さぁちゃんが嬉しそうなら、
とてもうれしいです。
さぁちゃんが悲しそうなら、
とても悲しいです。

明け方、うなされて飛び起きたさぁちゃんに、
びっくりしたボクがピアノの上から駆けつけて、
大丈夫ですかって聞きましたら、
ありがとうって弱くにっこりされたので、
そのまま目覚まし時計が鳴るまで一緒にいてあげました。

だから、帰ってきたさぁちゃんが、
にっこりとボクと遊んでくれて、
にっこりと音楽を聴いていて、
幸せそうなら、それが一番です。


そんなボクのまいにち。
今夜は良い夢が見られますように。


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