偉大すぎることも困ることがあるのです。

お仕事とご用事から、
20時にさぁちゃんが帰ってきました。

早かったねって言いましたら、
私も早く帰れたと一瞬思ったけれども、
実は遅いほうだよね、慣れって怖いわーって、
さぁちゃんが言いました。

そうだった。
もっと早くお仕事は終わるんだった。





ところで、まだかずよし様は出演していない？って聞かれましたが、
えっ！？
だってテレビ観てないしーって、
ボクはびっくりしました。





きっと大丈夫だよね、ね？って、
たくさん質問されたのですが、
何度聞かれてもボクは知りませんので、
それよりボクと遊びましょうよって、
箱男になってお誘いしました。





遊びながらさぁちゃんが、
ところでさぁ、いまさらだけれど、
みーたんってば、箱にほっとんど入れていないよねと言いました。

ん？





私は、立派な君がとんでなく可愛くてしかたがないけれども、
偉大すぎることは時として、
不自由であるのねと、さぁちゃんが言いました。

より多くの他の存在を基準にしたら、
決して、はまることができない枠があって、
それがこの、箱家のようなもので。

でも、ボクは箱家好きだもんねーって言いながら、
お毛けをべろーんってしましたら、
自分でも予想外にびろびろろーんってお口に入りまして、
思わず、うげっぇふってなりました。

ぎゃー！！





わー！
大丈夫ー！？ってさぁちゃんがびっくりしながら、
ちょっと笑ったので、
失礼なヒトですねーってボクは思いました。

そのあと、かずよし様が出てきたので、
元気になったさぁちゃんが、
偉大になると、本当はしたくないこととか、
苦手なこととか、思い通りにならないこととか、
たくさん増えてくるから、
ほんっとに大変だよねぇと、しみじみ言いました。

それは、かずよし様のことなのか、
さぁちゃんのことなのか、
はたまたボクのことなのか、
よくわかりませんでしたが、
結局、生きるって大変ですねって思って終わりました。

そんなボクのまいにち。
ボクは、大きくって困ることが多いー。


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